症状が続くことで・・
体の病気が原因で不眠になるケースも多く、なんらかの病気がある人の約4%に不眠の症状があって、高齢者になるほどその割合が大きくなって行きます。ある調査では、体の病気が原因の不眠がストレスが原因の不眠よりも多いという結果になっています。
不眠を引き起こしやすい病気 | |
痛みを伴う病気 | 呼吸器・神経系の病気 |
頭痛 関節リウマチ 十二指腸潰瘍 胃食道逆流症 繊維筋痛症 慢性疼痛 | 脳血管障害 脳腫瘍 アルツハイマー病 パーキンソン病 ぜんそく 慢性閉塞性肺疾患(COPD) |
心臓・ホルモン系の病気 | 皮膚の病気 |
心不全 糖尿病 甲状腺機能亢進症 甲状腺機能低下症 更年期障害 | アトピー性皮膚炎 皮膚掻痒症 |
例えば、慢性閉塞性肺疾患の人は気道に慢性的な障害があるので慢性的に息苦しく、寝つきが悪い、中途覚醒、息切れ、睡眠中の咳、起床時の倦怠感、頭痛があり、そうした症状の継続によって不眠になっていくのです。
また、女性は生理周期に合わせて眠気が強くなったり眠れなくなったりします。
黄体ホルモン(プロゲステロン)には眠りを減らす作用があるため黄体ホルモンが増える月経前には不眠になりやすくなります。
また、妊娠中はお腹が大きくなるので眠りやすい姿勢がとれなくなって眠れなくなること、背部痛、頻尿、胎動などの影響で眠れなくなることで不眠に陥ってしまうこともあります。
このように不眠の原因が体の病気によるものである場合が少なくありません。
眠れない日が続くようであれば、早めに専門の医療機関に相談してみましょう。
不眠が大きな病気への可能性を示すサインである場合があるからです。
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