加圧トレーニング理論編(34)

パンプアップについて

高い負荷を使った筋肉トレーニング行うと負荷のかかっている筋肉の末梢血管から筋肉組織へ血漿が移動します。この現象をバンプアップといいますが血管やリンパ管の内圧が上昇すること、毛細血管浸透性が上昇することなど種々な要因によって起こるると考えられています。

通常のトレーニングでは時間をかけて高い負荷をかけ続けないと起きない現象なのですが、加圧トレーニングでは比較的短時間の運動で著しい筋のバンプアップ現象が起きます。

加圧トレーニングのパンプアップ

加圧トレーニングでは「パンプアップの度合いが通常の筋肉トレーニング約3倍」「パンプアップの持続時間が2~3倍」になるようです。この差は加圧をした状態での運動では細血管などの血管内にとどまっている血液量が筋肉組織へ移動しやすくなるためと考えられています。


パンプアップした状態でトレーニングすると苦痛が伴います。特に初心者にとっては大きな苦痛と感じることでしょう。

しかしパンプアップした状態からトレーニングを行うことで高いトレーニング効果が得られます。

通常のトレーニングではパンプアップした状態にターゲットの筋肉を追い込むまでかなりの時間が必要になりますが、加圧トレーニングでは短時間でパンプアップ状態をつくりだすことができますのでパンプアップした状態からトレーニングを開始することができます。

通常のトレーニングでは10回を3セットといった形で負荷の繰り返しの回数やセットが多くなりますが、加圧トレーニングでは1セットでオールアウトするまで行うような単セットで同等以上の効果を期待することができます。

  • オールアウト
    目的の動作が行えなくなること

加圧トレーニングではターゲットになる筋肉を決めてたらその筋肉を少ない回数・セット数で効果的追い込むことができますので、苦痛を感じる時間を短くするプログラムを組むことができます。

奥村英樹

心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト

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