ノンバーバルの観察
人を観察する時は体全体のパーツに目を配りましょう。頭、肩、膝、爪先の4つの部位について「どういう状態か?」「どう変化するか」を観察しましょう。
- ほとんどの場合1つのシグナルから何パターンかの心理状態が推測できます。
ただし全てのルールには例外があります - 同じ変化でも人や状況によって別の解釈ができます。
相手が前かがみになったのは無関心のせいではなく単に疲れただけかもしれません - その人物のストレスのない静かな環境でのボディーランゲージを観察して、それを基準として変化を見つけましょう。
- その人物が基準となる状態と異なるボディーランゲージをする瞬間を見つけましょう。そこが注目すべきポイントです。
部位 | 相手の普段の状態はどうか? | 考えられる変化の理由 |
頭 | 頭の傾き | 変化した瞬間、何かに関心を抱いた可能性があります |
額のしわの数 | しわが増えたら怒っているか、緊張している可能性があります | |
まゆはどんな状態か | いつもより高い位置なら、興味や驚きを感じている可能性があります 眉間にしわが寄っていれば、怒っているか何かに集中している可能性があります | |
目を合わせる時間 | 割合の変化は不安や興味を表している可能性があります | |
何か聞くときの目の動き | 何かのきっかけで逸らし始めたら、不安や隠し事をしている可能性があります | |
唇の状態リラックスと形 | 上唇が見えなくなっていたら怒っている可能性があります 尖らせたり、すぼませたら、考え事をしているか不満をもっている可能性があります | |
鼻のしわ | 鼻にしわを寄せ始めたら不機嫌になった可能性があります (攻撃を受け入れないぞという意思表示) | |
肩 | 前かがみになっているか | 姿勢が途中から急に前かがみになったら、嫌な気分になって来たか興味を失った可能性があります |
体のどこかを触っているか 腕組みをしているか | 緊張や不安があると、人は手で何かに触れたがります 緊張や不安を感じ始めた可能性があります | |
背筋の状態 | 急にまっすぐに伸びたら、緊張、何か気がかりがある状態、怯えている可能性があります | |
相手の両肩の自分への向き | 急に他に向き始めたのなら、何かに不満を持ったり、不機嫌になった可能性があります | |
ヘソや股間(股間)の向き | 上半身を誰かの方へ傾けているなら、その人物への関心がある可能性があります 後方へ傾けているか、扉の方を向いた場合は、その場を立ち去りたい可能性があります | |
膝 | 座り方 | 膝を乗り出したり、足に力を入れて体を浮かせていたら帰りたいと思っている可能性があります |
爪先 脚 | 椅子の足と足首の位置関係 | 足を椅子の下にひっこめているなら、かたくなになっていたり、他者と関わりたくない可能性があります 足を椅子の脚に巻き付けているなら、気持ちや思いを抑え込もうとしている時は可能性があります |
脚の動き | 貧乏ゆすりをしたり、足を組んだりほどいたり、極端に体を動かしはじめたら緊張し始めた可能性があります | |
両足首の状態 | 絡ませ始めたら、自信をなくし自分の中に閉じこもり始めたか、ここから逃げ出したいと思っている可能性があります | |
両足首のつま先の位置 | 内側に向き合いはじめたら不快を感じ始めたり、ソワソワし始めた可能性があります |
「1:普段の素の状態を観察」「2:普段の状態から変化したボディーランゲージを探す」の2つをすることでことで、その人の気持ちの変化を推測することができます。
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