ネガティブな感情との付き合い方
怒り、憎しみ、ひがみ、ねたみ・・ネガティブな感情を持つのは良くないことだと思っている人は少なくないようです。そんな人は「こんなことで腹を立てるなんて・・」「人を妬むなんて・・・」「なんであの人を許せないんだろう・・」ネガティブな感情を感じると、そんな自分を責めてしまいます。
本当にネガティブな感情を感じてはいけないのでしょうか?答えはNOです。人間にいらないものはついていません。
ネガティブな感情は生きるために必要なエネルギーを生み出してくれる大切な感情です。怒り、憎しみ、ひがみ、ねたみのない世界では創造や向上といった変化は生まれにくいでしょう。問題は「ネガティブな感情があるか?」ということではなく「強すぎる」「それしかない」ということです。
心の中がネガティブな感情だけで満たされてしまっている状態はネガティブ感情が生み出す莫大なエネルギーを消費しきれず、他者への攻撃、自分への攻撃、場合によってはストレスで体を傷つけてしまったりします。ネガティブな感情は必要ですが強すぎると望まない結果を生み出してしまうのです。ネガティブな感情の生み出すエネルギーに飲み込まれ望まない結果を招いてしまった人がいるため、ネガティブな感情を良くないものと考えてしまう人がいるのです。
こうした感情を「無くそうとする」「抑え込む」「感じないようにする」のではなく、考え方、行動、環境を調整したり、問題解決のためにできる事を見つけて、変化、向上を生み出す程度の強さに調整することが大切です。
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