顕在意識と潜在意識の関係
何かをしようとした時に「急に緊張してできなくなってしまった」「チャレンジしたいのにどうしても行動できない」 etc・・・
こうした現象は潜在意識(普段は意識できない自分の意識)と顕在意識(普段意識している自分の意識)の意見の食い違いによって起こります。
顕在意識は「チャレンジしたい」「新しい自分を見つけたい」と考えているのに、潜在意識が「そんなことやめたほうがいい」「また辛い思いをするだけだよ」「僕は変われないんだよ」と考えていると、顕在意識で「チャレンジしたい」と思っても、潜在意識が「緊張」「恐怖」「無力感」などネガティブな感情を作ってチャレンジをさせないように邪魔をします。
潜在意識が「チャレンジしたい」と思うようになれば、ネガティブな感情が湧いてこなくなるためチャレンジできるようになることを信じてあげましょう。
潜在意識が過去の経験を通して「◯◯をすること(この場合チャレンジをすること)は良くないことだ」「◯◯しても辛い思いをするだけだ」などのネガティブな考えが浮かベるのは、「そんな思いを2度とさせないように」「自分を守ろうとして」いるからなので「◯◯をすること(この場合チャレンジをすること)は素晴らしい」「◯◯しすれば素晴らしいことが起こるんだ」ということを潜在意識が教えて誤解を解く必要があるため、洗剤意識に対して愛情を持ちながら繰り返し説得する必要があります。(うまくいかない自分に対して怒りをぶつけたり、非難したりしてはうまくいきません)
「難しそうだ」と感じる人もいるでしょう。でも、この説得はかならずうまく行きます。なぜなら他者を説得するときは利害が一致しない場合は説得できないものですが、顕在意識と潜在意識の利害は一致しているからです。健在意識と潜在意識、どちらの目的も自分を幸せするということなのです。
過去の経験から生まれた意見の相違を埋めていけば良いのです。そのための方法は色々ありますが、一番確実で他者に依存しない方法が「繰り返す」という方法です。もちろん1度や2度の説得でうまくいくはずはありませんが、様々な形で「◯◯をすること(この場合チャレンジをすること)は素晴らしい」「◯◯しすれば素晴らしいことが起こるんだという情報を潜在意識に与え続けるのです。
潜在意識に情報を届けるための方法
- 理論的に検討考える(できる理由を探す)
- できた人の情報を集める
- 説得したい内容を含んだ映画を見る、書籍を読む
- できている人の話や考え方を聞く
潜在意識は論理的に説得することが難しくイメージや感覚からの影響を受け付けやすいので、イメージや感覚に働きかける情報をたくさん与えましょう。
言葉はイメージを含んでいます。言葉使いや言い回しもとても大切です。「失敗しない」という言い回しは失敗のイメージ、しないことばのイメージを潜在意識に運んでしまいます。こうしたネガティブなイメージを含んだ言い回しや言葉を使う癖がある人は、例えば「上手にしよう」のようにポジティブな言い回しや言葉を使うようにしていきましょう。
- 自分の子供や孫、大切な人を説得するように・・「潜在意識に教えてあげる」という感覚で、自分の子供を育てるのと同じように、癇癪をおこさないで、繰り返し言い方、やり方を変えて愛情を持って説得し続けましょう。
少しずつ、少しずつ確実に変化していくはずです。変化に気づくのに数ヶ月、全く変わって安定するためには数年という時間はかかりますが、着実に説得を続けてください。
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