酸素不足と血流
血流が停滞すると体の各組織で酸素不足が進みます。
なぜなら、呼吸で取り込んだ酸素は血液の赤血球のヘモグロビンというタンパク質によって全身に運ばれるからです。
血流が停滞するとヘモグロビンによって運ばれる酸素の量が減ってしまうのです。
肩こり、冷え、頭痛にはじまり、生活習慣病、心筋梗塞、脳梗塞と命を脅かす病気のリスクが高まってしまいます。
血流停滞の原因
血流が停滞する原因は「血液の粘性が高くなる」ことと「血管が細くなる」ことがあります。
血管が細くなる原因
- 血液に問題がある
- ストレス
- 筋肉のこわばり、筋肉が硬い
糖分や脂質の多いものを食べ過ぎると血液中にコレステロールや中性脂肪が高くなって血液の粘性が高まって血液の流れが悪くなってしまいます。
さらに、この状態が続くと血管の内側にコレステロールなどが付着して血管が細くなってしまいます。
また、ストレスを感じて血管が収縮したり、筋肉がこわばったり硬くなったりって血管圧迫されると血管が細くなって血流が停滞してしまいます。
血流を改善のポイント
- 血液の改善
- 筋肉のこわばりを取る
- 筋肉に柔らかさを取り戻す
- ストレスケアをする
血流を改善するためには生活習慣の見直しが必要です。
- 入浴
- 体を冷やさない
- 適度な運動
- マッサージ
- ストレッチ
- リラックスする習慣を持つ
- 食習慣の改善
などが考えられます。
まずは入浴習慣を見直してください。シャワーだけで済ませていませんか?
しっかり湯船に浸かることで筋肉のこわばりが取れ、副交感神経が活性化されるので血管が拡張して血流が良くなります。
熱い湯船より体温プラス5度ぐらいのぬるめのお湯の方が効果が高まります。
また、お風呂で簡単なマッサージを行うこともオススメです。
強く揉む必要はありません。
皮膚を触って手や足先から心臓に向かって軽くなでるだけでも十分に効果があります。
こうすることでリンパの流れも良くなるので代謝が高まり、老廃物が排泄されるのでさらに血流がアップします。
また、入浴後に軽いストレッチをしましょう。
筋肉の柔らかさやしなやかさを保つことで、筋肉のこわばりが出にくくなる上寝つきも良くなります。
夜は間接照明にしたり、穏やかな音楽を聴く、アロマオイルを蒸散させるなどして積極的にリラックスする習慣を身につけましょう。
また、体を露出する服装を控えたり、冷える場所で一枚羽織れる薄手のカーディガンを持ち歩いたり、足先の冷えをカバーしてくれるレッグウォーマーを持ち歩いたりするのもオススメです。
運動習慣を見直して筋肉量を増やしたり、代謝をアップすることも検討してみてください。
血流を改善するための食習慣の改善は次回お伝えします。
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