2つの学び方
人は毎日たくさんのことを学んでいます。
自分で気づいていなくても生きていれば生きている分だけたくさんの経験をしてたくさんのことを学んでいるのです。
ただし、その学び方には大きく分けて2つあります。
ひとつ目の学び方は「1:興味があることだけを学ぶ」という学び方です。
生まれてこれまでの経験から「これは良いけどこれは悪い」「○○するべきだ」「○○は当たり前」など様々な独自のルールや思い込み、 信念といったものを作り出し、それに適合しないものは学びの心からはじき出してしまうのです。この学び方は過去の経験から生まれた独自のルールや思い込み、 信念の裏付けをとって知識に厚みと確信を持たせる学び方です。
一方、「2:今は興味がないことも学ぶ」という学び方もあります。
「これが良いと思うけどなぜそれが良いの?」「どうして○○するんだろう」「○○じゃないやり方もあるんだ」といった具合に独自のルールや思い込み、 信念から適合しないものに興味を持って意図的に受け入れようとする学び方です。
この学び方は色々な新しい価値を見つける学び方です。
1のやり方だけをすることは迷いがなく、判断が速いので何かの道を極めるためには役にたつでしょう。
しかし、人とぶつかったり、新しい価値を見逃してしまったりしやすくなります。
2のやり方だけをしているといつも迷って決められなくなってしまうかもしれません。
大切なのはバランスです。
1と2の学び方のバランスをとることで、適度に新しい価値を取り入れながら、道を極めていけるようになるでしょう。
ただし、一般的には、かなり多くの人が1の学び方が中心になる傾向があるので、できるだけ色々なものに興味をもてるように、「今は」興味がなくても人の話に耳を傾け、受け入れられるものは受け入れていきましょう。
もし、最近頑張ってもうまくいかないことが多いと感じたら、1と2のバランスがどうなっているのかをチェックしてみましょう。
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