加圧トレーニング理論編(37)

加圧トレーニングと速筋

筋肉を作っている筋線維にこは速筋と遅筋の2種類があります。

筋肉を大きくしたり筋力をアップさせることを目的にトレーニングする場合、トレーニングへの反応性(トレーナビリティ)が高い速筋がターゲットになるトレーニング種目を取り入れると高い効果が得られます。速筋には遅筋に比べて運動単位のサイズが大いので動員されための負荷の閾値(いきち)が高いという特徴があります。そのため歩行などの低強度の種目では遅筋がターゲットになって速筋はほとんどつかわれません。逆に100m走のような運動強度の高い種目では速筋がターゲットになって遅筋は使われなくなっていきます。

しかし加圧トレーニングの場合、運動強度が低くても高強度のトレーニングを行った時と同様に速筋がターゲットになっていることが確認されています。加圧トレーニングの場合は運動強度が低いウォーキングや1RMの20~40%程度の低強度のレジスタンストレーニングでも速筋をターゲットにできるのです。

全力
ボリュームのある体のラインを作りたい方や競技でスピードやパワーをつけたい方も体へのダメージが低い低強度のトレーニング種目で効果が得られるということです。低強度のトレーニングのなので筋肉が破壊されて超回復をする時間が必要ありません。理論的には毎日トレーニングしても良いということになります。

ただし体への疲労の蓄積などは起こりますので、体の調子を考えながら週2日程度からはじめて効果と疲労の抜け具合のバランスの良いサイクルでトレーニングをするようにしてください。

奥村英樹

心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト

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