食べ物で心をケアする講座14

ギャバを摂ろう!

脳の過剰な興奮を抑えリラックスを促進してくれる代表的な物質にギャバ(γ-アミノ酪酸)があります。動物や植物の内にある天然のアミノ酸成分で、日頃良く口にする多くの食品に含まれています。

脳には感情を司る大脳辺縁系という場所があって、そこに快感を発生させる場所が存在します。快感はドーパミンという伝達物質が放出されることで感じますが、ドーパミンが過剰に放出さると脳の興奮状態がいき過ぎてしまいます。脳が適度に興奮すると快感を味わえますが、興奮しすぎると緊張し落ち着きがなくなり不安になりストレスを感じ眠れなくなってしまいます。そして、さらに興奮が高まると、妄想や幻覚、暴力などの問題を引き起こしてしまいます。

脳の興奮を適度に保つために

ギャバは脳の興奮が行き過ぎないように抑制するがブレーキをかけてくれます。ギャバがブレーキをかけることに対して、グルタミン酸やアスパラギン酸は脳を興奮させるアクセルになっています。
脳が適切に機能するにはアクセル(グルタミン酸、アスパラギン酸)とブレーキ(ギャバ)のバランスが大切です。

脳内のギャバレベルが適切だと穏やかな心でいられますが、低下すると不安・緊張・不眠を感じてしまいます。

ギャバの成分が多く含む食品としてよく知られているのは発芽玄米です。発芽玄米は、100g中に10mgのギャバが含まれています。(白米の約10倍)この他、トマト、なす、アスパラガス、かぼちゃ、きゅうり、メロン、みかんなどの野菜や果物、漬物、キムチなどの発酵食品にギャバの成分が多く含まれています。またキムチにはギャバを生産できる乳酸菌が含まれています)

奥村英樹

心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト

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