自分にどんな情報を与えるか?
ある程度個人差はあるものの人は生まれつき性格が決まっているわけではありません。ある程度個人差はあるものの人は生まれつき性格が決まっているわけではありません。何を見て、何を聞いて、何に触れて、その結果を周りとどう共有したかなど、生まれてから体験したことから、思考のパターンができていって、傾向が生まれてきます。それを性格と呼ぶのです。
生まれた時、どんな環境で、どんな情報に触れやすい状態にあったかが性格をつくる大きな要因となるわけですが、実はこうした環境や情報は自ら選ぶこともできるのです。
与えられた情報と選んだ情報
情報には幼い頃与えたられた情報(及び、その情報に基づいて生まれた興味から選び出した情報)と成長し自ら与えた情報の2種類の情報が存在します。その情報が思考パターンの傾向(性格)に大きな影響を与えています。
幼いうちは生まれつき与えられた情報が全てです。しかし大人になるにしたがって自分で選べる範囲は広がっていきます。幼いうちに与えられた環境や情報が自分にとって望ましいものではなく、その結果身についた思考パターンの傾向(性格)が好きになれなくても、自ら環境や情報を選び与えることで思考パターンの傾向(性格)は、ある程度変化させることができます。
自分へどんな情報を与えるかは2種類の方法があるということです。
人が何かに興味を持つのは知識があるからです。(感覚的なものもありますが、条件反射に基づいた部分はある程度修正可能です)対象についての知識が身につけば興味が湧きます。興味が湧けばさらに情報を集めたくなります。違うものに興味を持ち情報を集めることで思考パターン(性格)が変化していきます。
今の自分にどんな情報を与えていますか?
- 興味のある情報ですか?
- なりたい自分に必要な情報ですか?
例:自分が人を愛し、愛されたいと感じる場合は(2)を選んでみましょう。
小さな頃から人間関係が苦手で人を信じることができずに苦しんできた。
- 人の苦しみや孤独を描き出すような問題作の映画を繰り返し見て人間の本質について考える。
- 人を愛することで幸せが訪れたり、温かな人間関係の中で過ごすことで人間性を取り戻していくような映画を繰り返し見て人の愛や温かな人間関係を信じられるように自分を再教育する。
幼い頃から、親や周りの大人に愛された経験がなく、愛情を信じられない。
- 仕事を探す時、報酬やキャリアを考え、社会的地位を向上させることで周りに押しつぶされないように頑張り続ける
- 仕事を探す時、周りに優しい人間や穏やかな環境があり、人の役に立てると感じられる仕事を探し、愛情とは何かを感じ学び続ける。
もちろん、どちらの生き方をしても良いでしょう。
しかし、なりたい自分と今の自分の間に差があって、それを埋めたいと思うのであれば、自分にどんな情報を与えたらよいのかを検討し、必要な情報を意識して繰り返し与えるようにしていきましょう。(1000回程度の繰り返し情報を与えると感じ方に変化が出てくると考えられます)
人間には「親近性効果」(新しい情報を信じやすい傾向の事)があるので、繰り返し自分が望む情報を与え続けることで、「その情報が真実」と感じやすくなっていく傾向があります。
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