栄養素でストレスに強くなる
ストレスを受けると「ストレスに対抗するための栄養素」「ストレスに対抗するホルモンや脳内物質」「体内物質の生産に必要な栄養素」などが消費されます。ですからストレス対抗する時に必要な栄養素を十分にとることでストレスから体と心を守り耐え抜く力を向上することができます。
ただし、そうした栄養素を十分に取ったとしても、カフェイン、アルコール、白砂糖などを大量に摂取し続けていると効果は半減してしまいます。これらの食品はストレス対抗栄養素の働きを邪魔したり、ストレス自体を強化したり、引き起こしたりしてまうからです。
ストレスを受けるとビタミンB群、カルシウム、マグネシウム、カリウムが消費され、不足すると不安が強くなってしまいます。強いストレスを受けている場合、ビタミンB1、ナイアシン(B3)、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、カルシウム、マグネシウム、オメガ3系脂肪酸を十分に摂取しましょう。
普段からストレス対抗栄養素をしっかり摂取して体に行き渡っているとストレスに対抗する力が強くなっているので、「深呼吸をする」「気分転換をする」など、これまでのストレス解消法はより高い効果を発揮するようになるでしょう。栄養素ごとの毎日の摂取量を意識しながら必要な栄養素を十分に摂取しましょう。
基準量を目安に摂取し始めたら体調を見ながらテストしていきましょう。補助食品などで摂取する場合は新しい栄養素を1つづつ追加して体調を観察していきましょう。
ストレス対抗栄養素 | ||
ビタミンB群 | ビタミンB1 | 胚芽米、焼き豚 |
ビタミンB2 | うなぎかば焼き、卵、納豆 | |
ビタミンB6 | マグロの刺身、バナナ | |
ビタミンB12 | 焼き鳥レバー、牛乳 | |
ナイアシン | マグロの刺身、牛乳 | |
パントテン酸 | 牛乳、卵 | |
葉酸 | 小松菜、卵 | |
ビオチン | 腸内細菌なども生産していて、多くの食品に含まれています。 | |
オメガ3脂肪酸 | エイコサペンタエン酸(EPA) ドコサヘキサエン酸(DHA) | さば、まぐろ(脂身)、いわし、さんまぶり]、さけにしんなどの青魚 |
アルファリノレイン酸 | 亜麻仁油、えごま油、シソ油 | |
ミネラル | カルシウム | 小魚類、牛乳、乳製品、大豆製品、海藻類など |
カリウム | イモ類、海藻類、アボガド、バナナ、ほうれん草、大豆など | |
マグネシウム | ナッツ、アーモンド、ひじき、納豆、玄米、豆腐、ほうれん草、カキ、スイートコーンなど。 |
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