血糖値とストレス
脳が安定的に働くためには安定した糖質レベルと酸素レベルが必要です。血糖値が不安定だとすい臓と副腎がオーバーワークになって疲弊してしまいます。
血糖値が安定していないと脳が混乱して気分が安定しなくなり集中力も低下します。副腎が疲弊するとストレス対抗ホルモンのコルチゾールなどが適正量分泌されなくなるのでやる気が出なくなったり落ち込みやすくなります。
精製された糖質を控えましょう
血糖値が安定しなくなってしまう大きな原因が精製された糖質の多量摂取です。
砂糖を代表とする精製された糖(白米、小麦etc)を摂取すると血糖値が急激に上昇します。高血糖の状態は脳にはとても危険なので、それを下げるためにすい臓からインスリンが大量に分泌され、その後血糖値が急激に下がります。次は下がり過ぎた血糖値を通常レベルまで上げるために、副腎から「コルチゾール」が分泌されます。血糖値の不安定がつづくと副腎が疲弊するのはこのためです。
精製された糖質を多量に摂取し続けると副腎とすい臓が疲弊するとともに、脳が混乱して感情が不安定になり慢性の倦怠感なども感じるようになるでしょう。
つまり血糖値を安定させることが、気分よく機嫌よく前向きに生きるためにはとても大切なことなのです。
血糖値を安定させるために
- 白砂糖やカフェイン、精製された穀類(白米、小麦など)を多く含んだ食品や飲料をできるだけ減らしましょう。
できるだけ精製されていない食品(玄米、黒砂糖など)を取るようにしましょう。 - 1日3食定期的に食べましょう。
食事と食事の間を5時間以上空けないようにしましょう。 - 食物は高GI食品を避け、低GI食品を摂るようにしましょう。
空腹になったら、食間に野菜、豆類など食物繊維やたんぱく質を取りましょう。
甘いものは避けましょう。
低GI食品とは食後の血糖値の上昇が低い食品のことです。 - エネルギー栄養素であるビタミンB群、ビタミンCを十分に摂取して食物をエネルギーに変換しましょう。
強いストレスを受けていたり、血糖値がどうしても安定しない場合はインスリンの働きを助けるクロムを摂取しましょう。
とりすぎは良くありませんので医師に相談してみましょう。
コメント