加圧トレーニング理論編(28)

加圧の強度とトレーニング効果

加圧トレーニングにでは負荷強度が高すぎると加圧トレーニングの効果が十分に発揮されない可能性があります。

膝を伸ばす運動でギリギリ1回持ち上げられる重量(1RM)を測定し、1RMの20%、30%、40%、50%の4つの負荷でトレーニングを行った実験があります。「加圧トレーニンググループ」と「通常トレーニンググループ」の2つに分かれて最大反復回数(もう上がらないという回数)を測定しました。「加圧トレーニンググループ」は幅約10cmの加圧ベルトを使って、脚のつけ根(基部)に200mmHgの圧をかけて行いました。実験の結果1RMの50%負荷での最大反復回数は2グループともほぼ同じで血流制限による影響見られませんした。しかし運動負荷が50%よりも低くなると「加圧トレーニンググループ」の最大反復回数は「通常トレーニンググループ」よりも少なくなって1RMの20%負荷で最も大きな差がでました。つまり加圧トレーニングに置いては負荷強度が高すぎると加圧トレーニングの効果が十分に発揮されない可能性があるということです。

はてな・疑問な女性

加圧トレーニングを行う場合は低めの負荷を選択(1RMの20%以下)して低い負荷でトレーニングを行う方が効果的です。

1RMの20%以下の負荷を使ってスピード、可動幅、角度などを考慮に入れて、1セット8回~15回程度で最大反復回数になるようにトレーニングの強度を設定していきましょう。

奥村英樹

心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト

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