エネルギーの使い道3
食べ物と食べ方
思考と基礎代謝、運動のエネルギー消費量の関係の続きです。
人間は様々な化学反応により機能しています。食べ物からエネルギーや微量栄養素(体の調整物質)を取だし、必要があれば加工して利用しています。食べものから取り出したでエネルギーで考えたり、活動したり、体を修復したりしているのです。
人は酵素反応を通してエネルギー生産を行っています。使われる酵素は大きく分けて「消化酵素」(「内臓で食べ物を分解して吸収するために使われる酵素)、「代謝酵素」(代謝によってエネルギーを生産し、体で使えるようにする酵素)の2種類です。消化酵素と代謝酵素を合計した1日の酵素生産量は個人によってある程度一定に保たれているといわれています。
食べ方の習慣が悪いと消化酵素が大量に生産、消費されるため、代謝酵素の生産量が少なくなり、体で使用できるエネルギーが少なくなってしまいます。
思考、基礎代謝(免疫、修復、維持/保存)、運動のためのエネルギー生産量が低下して
- 不安や心配、イライラなどネガティブな感情にとらわれやすくなる
- 考えがまとまらない
- やる気が出ない
- 体がだるい
- 風邪を引きやすい
- 風邪やケガが治りにくい
- すぐに疲れる
- 何をやるのも面倒くさい
など様々な問題が起こりはじめます。
食事として体内に取り入れられた食べ物は酵素反応を通して体にエネルギーとして手渡されます。そして、消化、思考、基礎代謝、運動のためのエネルギーとして使われます。エネルギーとして手渡されなかった栄養素は、体を修復したり、必要な物質をつくり出したり、体を調整する材料として体に手渡されます。
元気一杯楽しく幸せに生きるためには、現在の自分がどんな状況に置かれ、どの部分に多くのエネルギーを使っているかを知り、そしてどの部分を節約することが効果的に自分を動かすことにつながるのかということに意識を向けることが大切です。その上で食事の仕方、栄養のバランス、体のケアを十分に意識して、思考や基礎代謝、運動に使えるエネルギーに余裕を持たせていきましょう。
普段から体調に気を配りポジティブな感情や感覚を感じる準備を整えておくことで人生はより豊かなものになっていくということ意識して暮らしてみましょう。
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