食べ物で心をケアする講座44

安全に健康的に疲労から回復するために

依存性のない安全な疲労回復栄養素があります

最近では健康に良くて依存性もなく元気・やる気を引き出してくれる栄養素が沢山見つかっています。それらを利用することで依存性がある興奮剤に頼らなくても元気でパワフルに、そして健康的に生活することができます。

フェニルアラニン

フェニルアラニンに副腎の働きを高めることで疲労回復する働きがあることはこれまでにも触れました。必須アミノ酸のフェニルアラニンは血液-脳関門をもっとも通過しやすいアミノ酸です。血液脳関門は不必要な物質が脳へ行かないように血液と脳(そして脊髄を含む中枢神経系)の組織液との間の物質交換を制限する仕組みのことをいいます。フェニルアラニンは脳内で「チロシン→ドーパミン→ノルアドレナリン→アドレナリン」と形を変えていきます。フェニルアラニンの代謝には、ビタミン B6 、ニコチン酸 ( B3 ) 、ビタミン C 、銅、鉄が必要です。

フェニルアラニンを摂取するとやる気や元気が出て気分が向上するしますが、興奮剤のような副作用はありません。依存症などによる離脱症状を緩和する働きもあるといわれています。

フェニルアラニンの消費

フェニルアラニンは慢性のストレス、カフェイン、ニコチンの大量摂取、覚せい剤、薬物の乱用などで消費され不足してしまいます。フェニルアラニンが不足すると疲労を感じ集中力がなくなってきます。寝起きも悪くなります。

フェニルアラニンはD型、L型、DL型の3つのタイプが存在しています。フェニルアラニンは動物性タンパク質、植物性タンパク質をバランスよく摂っていれば不足することはありません。肉、魚、卵、乳製品に多く含まれています。焼肉

サプリメントを使用して集中して摂ことで様々な効果が期待できまが、フェニルアラニンを過剰摂取すると過興奮になって不安・不眠・高血圧になることがありますので注意が必要です。フェニルアラニンの摂取は250~1000mgが目安ですが大量に摂取する場合は医師に相談しましょう。

フェニルアラニンのサプリメントは就寝前には摂取しない方が良いでしょう。脳が興奮して眠れなくなる可能性が高いからです。サプリメントで摂取する場合、統合失調症、躁うつ病などの病歴があったり、薬品を摂取している方は必ず医師に相談してから摂取するようにしてください。

フェニルアラニンの働き

気分の向上、元気が出る、痛みを抑える、食欲を抑制 、記憶力の強化、ダイエット時などの空腹感を抑える、精神的な鋭敏さを強化する、鬱状態・不安、緊張の軽減などの効果があるといわれています。

奥村英樹

心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト

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