問題の整理分類
何か問題が生じたとき問題に圧倒されて何もできなくなってしまう人がいます。問題に圧倒されることなく解決に導くことができる人はどこが違うのでしょうか?
問題解決の要素には様々なものがありますので1つに決めつけてしまうのは良くありませんが、「問題を性質に合わせて分類できているか?」が最初のステップでは大きな差を生み出すようです。
2つの問題
- 実害的問題
- 感情的問題
問題には大きく分けて2つの要素があります。何か問題が生じた時、この2つを分類できる人と混ざってしまう人(Cタイプ)と分類できる人(Aタイプ)がいます。
このAタイプの人は実害を小さくする対策を考え、感情とどう付き合うかを考えることができます。しかしCタイプの人はこの2つを分類することができずに何をどうしたらよいのかがわからなくなってしまいます。
Aタイプ
- 今回の失敗で損害が◯◯万は出てしまったなぁ。
- どうやって損害の埋め合わせをしよう?
- ◯◯さんには随分迷惑をかけてしまったから、嫌な思いをさせちゃったな。
- 今度お詫びに伺わなくては!
- 今回のことで信頼は随分なくなったし、これから先が心配だけど、小さな実績を積み重ねてまた信頼を積み重ねていけばチャンスはあるさ
Cタイプ
- これはとんでもないことになるぞ
- もう立ち直れない。おしまいだ。
- なんてことをしてくれたんだ etc
問題が分類できないと「何をすれば良いのかわからなく」なって焦りや不安といったネガティブな感情に振り回されて、問題が悪化してしまうことも珍しくありません。
問題解決が苦手だと感じている人は何か問題が生じたときに、実害的問題と感情的問題を分けてリストアップしてみましょう。そして、それぞれの項目についてどう対処するのかを1つづつ丁寧に考えてみましょう。
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