考える理由の違い
何か新しいことに取り組もうとした時、それを実行するかどうかを決める方法は大きく分けると3つあります。
- 「やれる理由」「やったほうが良い理由」を探す方法
どんな困難な取り組みであっても必ず「やれる理由」「やったほうが良い理由」が見つかるはずです。
これを見つける習慣を身につけことで絶えず新しいチャレンジが行えるようになります。 - 「やれない理由」「やらないほうが良い理由」を探す方法
どんな簡単な取り組みであっても必ず「やれない理由」「やらないほうが良い理由」が存在します。
これを見つける習慣が身についていると、現状を維持し続けて変化がなくなってしまいます。
そればかりか過度に「やれない理由」「やらないほうが良い理由」を探してしまうと、何もできなくなって生きていることが辛くなってしまう場合もあります。 - 1と2の両方を探す方法
なかなか両方の側面を公平に判断することは難しいですが、ひとつの考えに囚われず、冷静に、論理的に判断することができます。
いつも2ばかり選択し続けると、新しいチャレンジができなくなって人生がとてもつまらないものに思えてしまいます。1ばかり選択し続けるとジェットコースターのような浮き沈みの激しい人生になってしまうでしょう。絶えず3ばかり選択していると安定した人生にはなるでしょうが、大きな変革を手にすることはできなくなってしまうでしょう。
どの理由を探すことが最良だとは言えませんが、どの理由を探すかによって人生は全く違ったものになっていきます。普段は2、いざという時は3、周りの幸せを願って1を探すなど、どんな理由を探すことが自分の人生を豊かにしてくれるのかをよく考えて必要な理由を探すようにしましょう。
例えば、ある役者さんがいたとします。ハリウッドでの映画出演が夢だった彼にハリウッド映画への出演のオファーが来ました。大チャンスです。しかし、その時自分がガンに侵されていることを知らされます。
- 自分の人生や生き様、ファンへのメッセージを一番に考えるのなら1を探してみるのも良いかもしれません。
- 家族の幸せを最優先するのなら2を探してみるほうが良いかもしれません。
- 人生の長さを考慮に入れて役者や人間としての成長を優先するのなら3を探してみるのが良いかもしれません。
もちろん、正解はありません。ただ「これまでそうしてきたから・・」ではなく、「こうしたいから・・」という意思によって1、2、3のどれを選択し、どんな理由を探すのかを決めることが、より豊かな人生を手にすることにつながるのはないでしょうか?
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