幸せを増やす講座39

心と姿勢(体)の関係

サッカーの選手が見事に相手ゴールにシュートを打ちこんだ時、野球選手が満塁のチャンスに決勝点をたたき出すヒットを打った時、何をするでしょうか?手を高々と突き上げたり、大きくジャンプしたり、ピョンピョン跳ねたり・・人によって差はあるものの共通しているのは「地球の重力に反発する姿勢や行動をする」ということです。

落ち込んだ時をイメージしてください。あなたはどんな格好をしていますか?

座り込んで膝を抱える、うなだれる、倒れ込む・・・これもまた人によって個人差はあるものの、共通しているのは「地球の重力に引っ張られ、強く影響を受けた姿勢や行動をする」ということです。

気分が良い

バンザイ
バンザイなど
地球の重力に反発する姿勢や行動をする

気分が悪い

膝を抱えて落ち込む
膝を抱える
地球の重力に強く影響を受けた姿勢や行動をする

鳥をはじめ野生動物は時期が来ると巣作りを始めます。巣の作り方は誰にも教わっていないのに、その種に必要な形の素を完璧に作り上げます。つまり記憶も遺伝するということです。ある研究によると継承される記憶は記憶全体の3%程度だということですが、生き残るために必要な情報は遺伝情報の中に組み込まれているのでしょう。

姿勢や仕草なども、同じように遺伝子に記憶され継承される記憶になるようです。

はるか昔、人間が言語を獲得し言葉によるコミュニケーションを獲得する以前から、うれしい、楽しい、苦しい、つらい・・といった自分の今の気持ちを大切な相手や仲間に伝えて、快適に行動を共にするために身につけた原始の記憶なのです。

つまり姿勢や仕草はとても原始的な記憶で本能に近い部分が制御しているのです。そして本能に近い部分が感情や気分に与える影響力は、とても甚大で強いものです。ですから普段の自分の姿勢や仕草を変えることで気分や感情を変えることができるのです。

ある学者さんの研究では何か決断する必要がある場合、立ち上がって決断した方が2倍以上速くなるそうです。大きく胸に息を吸い込み背筋を伸ばしてみてください。少し気分が晴れやかになった気がしませんか?落ち込んだときは息が浅くなってしまいます。大きく息を吸って気分を改善するために悲しいときはため息を大きく吐くという習性(ため息)が人間にはあります。

夫婦喧嘩が多いというご夫婦には良く「バランスボールを2つ買って来て、居間で過ごすときはそれに座って過ごしてください」とアドバイスします。バランスボールに乗ってピョンピョン2人ではねていると物事を深刻に受け止めにくくなって喧嘩が減るからです。

気分を変えるためにできること
  • 背骨をまっすぐに伸ばす
  • 胸を開く
  • ジャンプする
  • 跳ねる
  • 縄跳び
  • 不快深呼吸をする
  • 手足を伸ばして大きく伸びる
  • 立ち上がる

奥村英樹

心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト

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