食べ物で心をケアする講座40

脳の疲労への誤った対処方法5

こんなことしていませんか?

多くの人が疲れが溜まったと感じると元気を出してやる気を起こそうと興奮剤(カフェイン、ニコチン、白砂糖etc)を使います。タバコ吸ったり、コーヒーを飲んだり、甘いものを食べて対処しようとする方は多いでしょう。

これらの興奮剤は効果を体感しやいので安易に用いる方も少なくないのですが多用すると問題が発生します。

タバコ

タバコに含まれるニコチンはカフェインやアルコールとともに生活に入り込んでいます。喫煙をすることで肺がん、心臓病、慢性肺炎などの病気の強力な危険因子となっています。こうしたことが明らかになってきて禁煙が世界中で叫ばれるようになってきています。最近では病院、学校、空港などの公共施設では、全面禁煙の施設も増え続けています。

タバコの主成分であるニコチンは有毒です。たった60mgを摂取するだけで大人一人が死に至ります。

タバコをやめたいけれど、やめられない・・そんな人も少なくないのではないでしょうか?体に悪いと知っていても吸い続けてしまうのはニコチンへの依存のためです。そしてニコチンへの依存性はヘロインをしのぐほど強いといわれています。最初にタバコを吸った時は咳き込んだり、めまいを起こしたり、吐き気を覚える人もいます。しかし何回も吸っていると、体が慣れて拒否反応をしめさなくなります。そして、ニコチン中毒になっていくのです。

ニコチンは摂取量が少ないと興奮、多いと抑制が起きます。ニコチンを少量摂取すると副腎に働きかけてアドレナリンを放出させ、血糖値を上げ鼓動を速め血圧を上げます。脳では快感を生み出す部分を刺激して、ドーパミンを放出させます。短期間にはこうした作用で気分が良くなるのですが、長期間吸い続けると気分が落ち込みやすくなっていきます。ニコチンを大量に摂取すると抑制的に働いくので、血圧が下がり鼓動も遅くなります。そして呼吸数も抑えられます。

ニコチン依存症になるとニコチンが足りなくなることでイライラ、不安、集中力の欠如、頭痛、不眠などの離脱症状が現れます。これによって禁煙を達成できない人が沢山いらっしゃるのです。タバコの依存性をよく理解した上で、ニコチンの性質をよく知って必要な場合は医師から禁煙のための治療をうける、カウンセラーとともに認知行動療法に取り組むなど、第3者の援助を受けて安全に、そして確実に禁煙に取り組んでください。

奥村英樹

心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト

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