安全に健康的に疲労から回復するために2-2

フェニルアラニン
フェニルアラニンに副腎の働きを高めることで疲労回復する働きがあることはこれまでにも触れました。
必須アミノ酸のフェニルアラニンは血液-脳関門をもっとも通過しやすいアミノ酸です。
不必要な物質が脳へ行かないように血液脳関門は、血液と脳(そして脊髄を含む中枢神経系)の組織液との間の物質交換を制限する仕組みのことを言います。
フェニルアラニンは脳内で
チロシン→ドーパミン→ノルアドレナリン→アドレナリン
と形を変えていきます。
フェニルアラニンの代謝には、ビタミン B6 、ニコチン酸 ( B3 ) 、ビタミン C 、銅、及び、鉄が必要です。
フェニルアラニンを摂取するとやる気、元気が出て気分が向上するしますが、興奮剤のような副作用はありません。また、依存症などによる離脱症状を緩和する働きもあると言われています。
フェニルアラニンの消費
- 慢性のストレス
- カフェイン、ニコチンの大量摂取
- 覚せい剤、薬物の乱用 など
で消費され不足してしまいます。
フェニルアラニンが不足すると疲労を感じ集中力がなくなってきます。
寝起きも悪くなります。
フェニルアラニンはD型、L型、DL型の3つのタイプが存在しています。
フェニルアラニンは動物性タンパク質、植物性タンパク質をバランスよく摂っていれば不足することはありません。
肉、魚、卵、乳製品に多く含まれています。
サプリメントを使用して集中して摂ことで様々な効果が期待できまが、フェニルアラニンを過剰摂取すると、過興奮になって不安、不眠、高血圧になることがありますので注意が必要です。
フェニルアラニンの摂取は250~1000mgが目安ですが、大量に摂取する場合は医師に相談しましょう。
また、フェニルアラニンのサプリメントは就寝前には摂取しない方が良いでしょう。
脳が興奮して眠れなくなる可能性が高いからです。
サプリメントで摂取する場合、統合失調症、躁うつ病などの病歴があったり、薬品を摂取している方は必ず医師に相談してから摂取するようにしてください。
フェニルアラニンの働き
気分の向上、元気が出る、痛みを抑える、食欲を抑制 、記憶力の強化、ダイエット時などの空腹感を抑える、精神的な鋭敏さを強化する、鬱状態・不安、緊張の軽減
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