幸せを増やす講座116

表情筋を動かしてストレスを緩和しよう

「笑うことで気分が明るくなってストレスが緩和される」という人がいますが本当なのでしょうか?
このことについて考えるために、脳と表情の関係について考えてみましょう。

人は笑う時表情を作るとき、大脳基底核の腹側部にある側坐核が興奮して、顔面神経核に電気信号を送って表情筋を動かしています。側坐核が興奮することで笑うという感情を表現しているのです。
特に側坐核はポジティブなことや楽しいことを考えたり、期待すると興奮しやすい場所です。お酒を飲んだ時に、普段ならそんなにおかしいと思わないようなことでも笑ってしまうのは、側坐核の興奮が強まったり、大脳皮質から側坐核への抑制が少なくなるからです。

笑いと脳の関係
中脳の一部で被蓋(脳幹の背側)の腹側部にある腹側被蓋野は、脳の各部からいろいろな考えが集約される場所で、側坐核とドーパミン神経、GABA神経を通して相互に影響を与え合っています。
人が笑う時以下の表のような流れが起こります。

表情と心の関係

笑う

笑うことで「楽しいことを考える」ようになったり、やる気や能力がアップするということです。
表情筋が動くことで電気信号が側坐核へと伝わりますので、顔を手のひらで覆って表情筋に合わせてクルクルと回すように手で表情筋を動かすことでも側坐核を興奮させ、気分を明るくしたり、やる気を出すことにつながります。

気づいた・閃いた

筑波技術大学院 保健科学専攻名誉教授である森山朝正教授によると、年齢の数だけ手のひらをクルクル回す習慣をつけることで気分が改善しやすくなるそうです。(高齢の方は年齢より少し少なめにしておきましょう)

奥村英樹

心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト

関連記事一覧

ブログ

Q&A

コメント

この記事へのコメントはありません。


TOP
TOP