加圧トレーニング理論編(41)

筋肉の減少と委縮の抑制効果

加圧トレーニングの効果は加圧することで生まれます。運動をしなくても加圧を行っただけである程度の効果があるということです。

加圧のみの実験

膝前十字靭帯を痛めて手術をしたアスリートに加圧を行いながらギプスで脚を固定した結果、筋肉がどの程度委縮するかを調べた実験があります。
2週間脚を固定した状態で、1日2回加圧してみたところ大腿四頭筋の萎縮が半減していました。

同じように健康な人にも2週間、1日2回加圧してみましたが筋肉の増強は起こりませんでした。ただし健康な人に極めて低強度のトレーニング(10~20%、1RM)を行うと明らかな筋肉の増強が起りました。

膝の痛み

結論

  • 加圧するだけで運動不足による筋肉の減少・萎縮を低減する効果がある
  • 筋肉の積極的な増強を望む場合は加圧とトレーニングの両方が必要である

女性などが美容目的(アンチエイジング、適度な筋力の維持)で加圧トレーニングをする場合、週2回程度加圧ベルトを巻いて加圧し手足の3点セットの基本運動をする程度で十分効果が見込めます。

奥村英樹

心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト

関連記事一覧

ブログ

Q&A

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP
TOP