過去と未来の関係
良く「過去と他人は変えられない」といいます。過去を変えようとしたり他人の事を変えようとしたりせず、自分の事と未来に集中する方が良い結果を得られるという意味で使われます。
自分と未来に集中することで、過去の出来事そのものは変えられなくても過去の出来事の意味は変えられるからです。
苦しみが続く理由
苦しみが続く原因の1つに「心の時間が止まること」があります。
- あの時こうだったら・・・
- あんなことさえなかったら・・
- ずっとこのままだ・・
と過去の出来事に心の時間が引っかかって動かなくなってしまうのです。
心の時間が止まって「今を生き、今を感じること」ができなくなってしまうと望まない未来を引き寄せてしまいます。
今の選択で過去の意味が変わる
良い事も永遠に続かないように悪いことも永遠には続きません。どれほど苦しい出来事があったとしても、幸せを求めて今できることをやり続け今を生きることで消し去りたい過去の意味は変えることができます。
今が幸せだと
- あの出来事があったからこそ今の自分があるんだ
- あの出来事で私は成長できたんだ
- 過ぎてみれば懐かしささえ感じるよ
今が不幸せだと
- あの出来事さえなかったらこんなことになっていないのに
- あの出来事で私はこうなってしまったんだ
- いつまで苦しめばいいんだ
その時の心の状態で過去の受け止め方は変わります。同じ出来事でも今が幸せなら過去の出来事にはポジティブな意味、今が不幸せならネガティブな意味を同じ出来事に見いだします。過去の意味は今の心の状態でいくらでも変わるのです。
最も恐ろしいことは過去の出来事の影響で今を生きられなくなって幸せな未来へと進めなくなってしまうことです。
幸せな未来へたどり着けなければ過去の出来事はネガティブな意味を持つものばかりになってしまうからです。
幸せに近づくために今できることを見つけて幸せに一歩近くことが苦しみを脱出する唯一の方法です。
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