幸せを増やす講座33

意識していないルール

認知療法でいうルールは自分がより良く(充実して、幸せに)生きるために、過去の経験や知識から定着した言動についての決まりです。これは自分のスキーマに強い影響を受けています。

定着したルール
男らしく振舞わなくてはいけない
絶対負けちゃダメだ
誰かの役に立たなくてはいけない
失敗してはいけない
ネガティブなスキーマ
自分は弱い人間だ
自分は迷惑な存在だ
人は裏切る
社会は厳しい

こうしたルールはより良く生きるために過去の経験や知識から定着したものですから、ほとんどの場合今の自分に役立つように働きます。

しかし、「どうしても解決できず問題が維持/増悪している」「どれだけ頑張っても空回りしてしまう」「何をやってもうまく行かない」といった場合は、ある時期は役に立っていたルールが「環境の変化」や「自分の変化」、「時代の移り変わり」、「人間関係の変化」 etcなどによって「うまく働いていない」あるいは「自分をより苦しめる」方向に働いてしまっているかもしれません。

ルールの壁

こうしたルールは普段の生活の中では当たり前すぎて「ルールを守っている」ことにさえ気づかないかもしれませんが、過去には自分とって都合よく働いていたルールが現在は自分にとって不都合に働いている場合も少なくないのです。

交通ルールなども時代に合わせて年々変化しています。現在、物事がうまく進んでいないなら、まずは自分がどんなルールに基づいて思考、行動しているのかを十分に検討してみましょう。ルールを明確にして検討してみると、「もう守らなくても良いルール」を守り続けているかも知れません。

奥村英樹

心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト

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