スキーマの変化で世界が変わる
こんな経験ありませんか?『大好きな彼のちょっとした事でスネる態度』がとても可愛いと思っていたのに、彼が浮気をして分かれるという決断をしたら、『大好きだった彼のちょっとした事でスネる態度』をとても子供っぽくて馬鹿に見えてしまった・・なんていう経験です。
昔は○○に感じたのに・・、今あらためて見ると全く違った印象を受けたり、感情になったりしてしまう事はあるものです。これは新しい経験や思考を通してスキーマ(自分や他者、社会への基礎的判断基準)が変わったからです。スキーマが変わると世界が変わって見えます。
スキーマで世界をデフォルメ
人はもともと自分の目で見ているものをスキーマに従って加工して(スキーマにより世界をデフォルメして)見ています。人は自分が見たい世界を見ているという事です。(スキーマに見合った世界)
- 世の中は厳しい → 厳しい出来事ばかりが起きる
- 人は裏切る → いつも裏切られてばかり
- 僕は愛されない → いつも人に嫌われてばかり
スキーマに反する出来事も起きているのですが
- 見逃す
- 過小評価して忘れる
- 疑って受け入れない
- スキーマの象徴としてとらえる
様々な方法でシャットアウトして、スキーマに見合った出来事があると「やっぱりそうなんだ」と受け入れスキーマを強化していきます。
今自分が感じている世界(社会、会社、他者、自分etc)がどうしても受け入れられない、そのことで生きにくかったり問題が起こる場合は意識してスキーマに反する情報を集めてみましょう!
意識して集める事でスキーマによって潜在意識が自動的にシャットアウトしていた情報が見つかるようになります。スキーマに反する情報を沢山見つける事でスキーマに変化が起こり、見え方や感じ方が変わってきます。
もちろん1度や2度行うだけでスキーマに影響は出ませんが、繰り返し行う事でこれまでと違った見え方や感じ方がし始めるでしょう。簡単な作業ではありませんが、ストレスフルな状況を避ける事ができない時や、もっとこんな自分になりたいという希望がある時などは根気よく探してください。
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