食べ物で心をケアする講座9

心を創る物質アミノ酸

アミノ酸の役割

アミノ酸の分類
  • 脳を興奮させるアミノ酸
    チロシン、フェニルアラニン、トリプトファン
  • 脳を鎮静させるアミノ酸
    グリシン、タウリン、ヒスチジン、ギャバ
  • うつ状態を改善するアミノ酸
    トリプトファン、メチオニン

トリプトファンにはこれ以外に、眠気を誘い不安定な気持ちを落ち着かせ怒りの爆発を抑える効果があります。

各アミノ酸について

アミノ酸と心

フェニルアラニン・チロシン

ノルアドレナリン、アドレナリン、ドーパミン(合わせてカテコールアミンと言います)の材料です。フェニルアラニンとチロシンを多く含む食物は、肉類(鶏肉、牛肉、羊肉)、鰹節、たけのこ、牛乳、卵黄、ピーナッツ、アーモンド、バナナなどです。特にたけのこには、大量のチロシンが含まれています。たけのこの水煮の中に入っている白い粉はチロシンですから、捨てずに食べた方が良いと思います。また、ラーメンの具でおなじみのメンマは、蒸したたけのこを塩漬けにして醗酵させたものですが、これにもチロシンが豊富に含まれています。

トリプトファン

トリプトファンを多く含む食物は、チロシンを多く含む食品に加えて、大豆、(豆腐)、ノリ、ゴマ、マグロ、チーズなどがあります。

グリシン

トリ、カモ、シチメンチョウ、ブタ、ランチョンミートに多く含まれています。

メチオニン

メチオニンを多く含んだ食物は、ダイズ、ゴマ、ひまわりの種、カシューナッツ、しらす干し、鰹節、ひらめ、キンメダイ、スジコなどの魚類です。

奥村英樹

心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト

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